TEXT: tsuyoshi ode
02
INTERVIEW
エイジレス・ビューティは
私にとって永遠のテーマ。
見た目も内面も、いつまでも子どもの
お手本でいられるような存在でありたい
私にとって永遠のテーマ。
見た目も内面も、いつまでも子どもの
お手本でいられるような存在でありたい
秋定麻紀 / プロデューサー
#READ
#INTERVIEW
#ness ESSENCE STRATA
#INTERVIEW
#ness ESSENCE STRATA
日本を代表するビューティ&ヘルス系の企業を中心に、数多くの企業からラブコールを受け、ブランドプロデュースやディレクションを手掛けている秋定麻紀さん。2022年には東京の下町、浅草にカフェをオープンし、その内装まで自身で手掛けるなど幅広い才能で活躍しています。
「嘘をつかない」、「無理をしない」。
—幅広く活躍されていますが、これまでの人生での信念があったら教えてください。
「嘘をつかない」、「無理をしない」です。自分が悪いと思うものや好きでないものは、例え仕事としてお金をいただいても、きちんと断るようにしています。娘や友人の前でも素のまま、ナチュラルな自分でいたいので、そんな自分を受け入れてくれる人としかお付き合いはしません。
プライベートな時間の私には、
4つの顔があります。
4つの顔があります。
—今はシングルマザーでお子さんを育てていらっしゃいますが、その存在は大きいですか?
実は10代の頃からずっと働き続けていて、読者モデルから居酒屋、アパレル販売員、夜の仕事まで色々な経験をしました。経済的には一切親に頼らず自立していましたが、その分、誰の力も借りずに一人で解決する一匹狼のような生き方でした。まるでプライドの塊のように、ひたすらつっぱっていた気がします。でも実は、とても孤独でした。それが、30歳で子どもを産んでから、人生が大きく変わりました。自分の能力の限界を素直に認めて、出来ないことや抱えている悩みを、信頼できる人に相談できるようになりました。
—それは仕事をする上でも、大きな転機でしたね。
年齢を重ねていくと、なかなか時代の変化についていけないのは仕方がないこと。今までだったらそれをひたすら悩んで、一人で苦しんでいたのですが、今は若いメンバーやその道のスペシャリストに素直に聞いて、新しい知識を吸収するようにしています。きっと心底悩んだ時期があったからこそ、仕事の幅が広がった気もします。
—幅広く違う企業と違う仕事をされていると、ホッと一息つく時間とはどんなときでしょうか。
プライベートな時間の私には、4つの顔があります。一つ目は母親としての顔、二つ目は地元の幼馴染などの友人といる顔、三つ目は好きな人と一緒にいる顔、四つ目は一人で本を読んだりハイボールを飲んで過ごしている顔です。これらの時間はどれもとても大切で、気持ちを切り替えて仕事を頑張れるのは、こんなプライベートがあるからだと思います。
苦労してできたシワは、
いわば人生の勲章のようなもの。
いわば人生の勲章のようなもの。
—「ness」の“ジェンダーレス”という、ブランドコンセプトに関して、どう思いますか?
私は元々いいと思ったコスメは、パートナーに紹介してシェアするようにしていました。だって男性だってキレイになりたいという気持ちは、この時代当たり前だと思うし、何もしないのが美学という男性はもはや時代遅れだと思います。男性が全身脱毛をするのだって、もはやマナーである気がするのです。だから、共感しかありませんね。
—確かにそうかもしれませんね。“エイジレス・ビューティ”に関してはいかがですか。
年齢を重ねることは決して恥ずかしいことではなく、私にとって永遠のテーマです。苦労してできたシワは、いわば人生の勲章のようなもの。ありのままの自分を受け入れたいので、その分ライフスタイルでは色々気を付けています。美は内側から作られるというのが信条なので、食べるものは基本ナチュラルにこだわっています。
娘に「このお母さんで良かった」と
思ってもらえるような
魅力的な女性でありたい。
思ってもらえるような
魅力的な女性でありたい。
—「ness」の中で特にお気に入りはありますか?
「プライマー スフィア」です。まるでフィルムを貼ったような質感になる下地で、今までに感じたことない仕上がりに衝撃を受け、感動しました。その後に上からBBクリームを塗っても一切浮かず、透明で色も付いてないのにどうして?と驚きも。休日ならこれ1本だけでも素肌をキレイに魅せてくれるので、毎日欠かせないアイテムになりました。
—数多くのコスメを使ってきて、こだわりを持った秋定さんの言葉だから、説得力があります。他にも美へのこだわりがあったら教えてください。
髪と腸活、デリケートゾーンのケアには気を使っています。シャンプーは5種類を毎日使い分けて、デリケートゾーン専用のボディソープでケアしたり、なるべく腸にいいものを食べるように心がけています。そして常に最新の情報をキャッチアップしています。新しいコスメに関しては技術革新がすさまじいので、食べるものとは別にケミカルやオーガニックに関わらずあらゆるものを試すようにしています。」
—今後のライフプランや、目指す女性像は?
もし今後タイミングがあったら、自分の遺伝子を持った男の子を見てみたいという願望はあります。近い将来、遺伝子シェアができる時代が来ると思うので、興味はありますね。
また娘には「このお母さんで良かった」と思ってもらえるような、いつまでも魅力的な女性でありたいと思います。エイジレス・ビューティというのは見た目ももちろん大切ですが、最後は人間力……そう信じて仕事もプライベートも上手に両立していきたいと思っています。
PROFILE
秋定麻紀(プロデューサー)
あきさだ・まき/YUME1合同会社代表。数多くの企業、ブランドのプロデュースやディレクション、コンサルタントを手掛ける。自身で経営するスリランカアーユルヴェーダサロン【ENISHI】そして2022年1月には下町浅草にカフェ【Yu Me one coffee】をオープン。自身が手掛けるアーティスト【NIL】のアートギャラリーとしても公開している。